今年5月に7歳になるはずのセーラが。。。。。それはあまりに突然なことでした。 家族皆まだ信じられずに動揺しています。 病名は巨大食道症による肺炎の併発でした。
昨年11月に肝機能低下で一時入院し、3日間の点滴で退院しました。 退院後は食事後にもどすことがあり、一日4回に分けて一度の摂取量を制限していました。 肝機能と消化機能の回復を図りながら、主治医の先生と連絡を取り過ごしていました。 ところが2月後半より突然に体力の低下がみられ、3月2日のお昼頃からは食欲はあるものの表情に元気が無く、念のために夕方病院に連れて行きました。 血液検査、尿検査の数値も正常値で、今回も数日間の点滴で退院できるものと、その時はまだあまり心配はしていませんでした。 食後に吐くことを先生に伝えてレントゲン撮影してみると、食道が異常に肥大していることが判明しました。 肥大した食道が気道を圧迫したことで心肺機能が低下し、誤嚥による肺炎を併発しているとの診断でした。 今思うと、昨年11月には既に食道に異常があったことが、それ以降の症状から判明しました。 病院に到着した15時から23時過ぎの8時間、集中治療室で点滴をしながら更生物質を投与し、体力の回復を図りましたが、21時頃から容態が急変し、最後は眠るように息を引き取りました。 先生も私も予想もしなかったセーラの体調の急変に、しばし呆然としてしまいました。 老衰で亡くなったサブとアリスを見送る時には心の準備ができていたはずでしたが、それでもしばらくは受け止めることができませんでした。 今回のことは今でも夢の中の出来事のように思えます。 翌朝に甲府の霊園で荼毘に付すまで、再びセーラの体が温かくなり、突然立ち上がるような錯覚を何度も覚えました。 真っ白な壷の中に入り、お昼過ぎにセーラは帰宅しました。 今はまだ冷静に詳細をお伝えすることはできませんが、生前お世話になりました皆様に、先ずは御礼を申し上げると共に、セーラが永眠しましたことをご報告させて頂きます。 セーラと過ごせた楽しい日々に感謝して。
2005年3月5日 シェフ拝 |