清里高原の素晴らしい景観に魅せられて、、、東京から清里高原に移り住んで、早いもので今年で22年になります。 愛犬と一緒に泊れる宿をオープンすることを目標にして、がむしゃらに働いた20代、、、そして結婚式をあげた30歳の時に、長年の念願が叶い「グレイハウンド」をオープンしました。 開店後もやはり全力疾走?・・・その間に息子と娘を授かり、気が付けば今年5月で43歳・・・かなり駆け足でこの歳になってしまったように思います。 何頭もの犬と出会い、また何度か別れの瞬間も体験しました。 22年前にはじめて清里高原へと訪れた時、、、雄大で凛とした八ヶ岳、その懐に広がる広大な牧草地、そこでのんびり草を食む牛や馬を目の前にして、とても感動したことを今でも鮮明に覚えています。 そして今日再び、その時と同じ程の感動を味わうことができました。 決して大袈裟な表現ではなく、しばし呆然とした自分がそこにました。 清里観光振興会、商工会などで、同じ役員として数年前からとても親しくさせて頂いている牧場主の小須田氏に、その感動を体験させて頂いたのです。 私は子供の頃から動物が大好きで、昆虫、熱帯魚、カメ、小鳥、小動物、ネコ、犬、ヤギなどなど、、、いつもたくさんの仲間に囲まれて生活してきました。 今回はじめて馬の背中にまたがり両手に手綱を持ち、大きな動物(シーザーくんは約600キロ)をコントロール(ほんの一瞬!)する体験をしてカルチャーショック!を受けました。 調教されてしっかり人間とコミニュケーションをとることができるようになっている馬達は、乗り手の技量を瞬時に判断し、時としてバカにすることさえもあるそうです。 また乗り手の心理状態を手綱から読み取ってしまうそうです。 小須田氏の厩舎には、持った手綱に血が通うという言葉が昔から貼られているそうです。 馬と接する時には常に毅然とした態度で臨まなければならないそうです。 馬は非常に臆病な動物で、馬を引くときには目を見ないようにと教わりました。 また信頼関係ができると人間を頼り、甘えてくれるそうです。 古くから馬は世界中で人々の移動手段として用いられてきた歴史があります。 今までTVなどでは何気なくそのシーンを見てきましたが、今日からは身を乗り出して見てしまいそうです。 今回はその世界の扉を少しだけ開けただけですが、その向こうにある世界はとても奥が深く、人生観を変えてしまうほどの魅力があるように感じました。 今日は本当の初めの一歩でしたが、ぜひこの世界を極めてみたいという衝動に駆られています。 今日のパートナーは気が優しくて、また横幅のある体形から揺れの少ないシーザーくんを選んで頂きました。 これからもたくさんの馬達に触れてみたいと思っています。 ハマリやすい性格の私のことですから、何年か後には馬主?・・・などということがあるかもしれませんネ。(^^; まだ乗馬未体験の皆様にもぜひこの感動と衝撃を味わって頂きたいと思います。 お気軽な引き馬体験もあり、それぞれの技量、希望に対応したレッスンにも応じてくれます。 深く楽しく魅力的な世界へぜひ皆様もはじめの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?
2002年6月13日 シェフ記 |
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