昨年3月に2週間ほど精密検査入院をしました。 旺盛な食欲のわりには、体重が減少していました。
結果はデーターを大学病院まで持ち込みましたが、血液、内臓、ホルモンバランスなど、すべてに異常はありませんでした。とりあえず、ホルモン治療の投薬で、しばらく様子をみることになりました。
暖かい季節になり、体調も幾分良くなり、安心していました。 12月になり、夜間は室内で私と過ごしていました。5日の晩もいつもと変わりなく、事務室で、一緒に就寝しました。そして、私が朝6時に目覚めた時には、ジョイは眠るように亡くなっていました。すでに、呼吸、脈拍はなく、冷たくなっていました。 それでも無我夢中で、30分ほど心臓マッサージを続けました。
以前に、ジョイを診て頂いていた獣医さんに、「データーには現れない、何か遺伝的な疾患をもっているかもしれない」と、いわれたことを思いだしました。 科学、医学では解明できない、幼少から、2歳までに受けた「ストレス」そして、近親による誕生、などが起因していたのかもしれません。 今年で8歳・・・少し早すぎる別れでした。
ジョイは8日の午前中に、移動火葬車により、荼毘に付されました。 今は小さな骨壷の中で、そして私達の心の中で、眠っています。
新年早々に、大きな出会いと別れが訪れました。 3日に誕生した長女は「美紗子」と名付けました。
私は美紗子を思う時、ジョイのことを思いだし、そして命ある限り、ジョイと一緒に生きていきたいと思っております。家内は不在でしたので、子供と二人でジョイに手を合わせました。「お父さんが死んだ時にはジョイのお骨も一緒にお墓にいれて。」と言いましたら、「ヒロトも一緒に入る」と、涙ぐんでいました。ジョイが亡くなってから10日が経ち、やっと皆様にお知らせする勇気が湧いてきました。ジョイがどこかで、このまま落ち込んでいてはいけない!と、そんな声が聞こえるような気がします。
ジョイに対する思い、留めておいた気持ちが溢れて、長くなりました。
2001年1月 大木
淳志
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